2017年しょうもない年初め

俺の名はフシミ。

そろそろ三十路がチラついてきた福井県に住む20代後半独身だ。

大晦日、俺は毎年恒例となった1人ガキ使の笑ってはいけないシリーズ鑑賞をしながらグダグダ飲んで年越しをする予定だった。

2016年は科学博士だかがテーマだったが、今年も近年と同じような顔触れでパターン化していて蝶野正洋扮する局長の登場から非合法薬物生成の疑いにより月亭方正ビンタの流れ以降、徐々に雲行きが怪しくなり、2時間弱の視聴でついに途中で視聴を断念。

所詮はクソ芸人どもによるしょうもない身内芸だと悟った俺は時間の無駄だと悟った。
睡眠時間を削ってまで見る価値もないと気づくや否や、その後小一時間ほどネットサーフィンに明け暮れて例年よりも早くAM3時前には床につく。
次の日の昼ごろ目を覚まし、朝昼兼用の食事を済ませ、スマホ片手に夕方まで布団の中で過ごす。

初日の出も初詣もない、休養メインの極めて健康で文化的な生活だ。

その後、冷蔵庫の中で数日間キープしていたメイトーの安納芋プリンをかっ喰らったあと、昨年末に銀行で下ろした残額2万円を携え隣町まで初打ちに出かける。

俺は周囲のギャンブラーに比べるとあまり打つ方ではないが、元旦から田舎者のやることと言ったらパチンコしかないので仕方がない。
しかし、一回の投資額が半端ではないのでトータルの損失額ではヤツらに負けてはいない。

満を持して選んだ台はCRA海物語アクアwith吉木りさ。
昨年、1パチにも関わらず俺はこの台で6000円勝ちを収めることができた。
きっと今回もいけるハズ…。

スペシャル魚群タイムの突入と同時に打ち始めるも、アタリどころかカスりもしない。
というか、この店はクギが渋すぎる。

明らかに以前打った時とは感覚が違ったのですぐに分かった。

普通ならここでやめるのだが、ムキになって打ち続けてしまうから俺はいつまで経っても底辺ギャンブラーから脱出できないのだろう。
気付けば既に5千円飲まれていた。

400回転近くハマったあとようやく大当たりがきたが3連。

ここでやめるという選択肢もあったのだろうが、せめて負けた額を取り戻して±0の状態に持っていくまではやめるわけにはいかない。
ちなみにパチンコにおいてはこの状態ですら「欲望」という。

その後俺はジワジワとジリ貧になっていき結果的には1パチで2万負けという歴史的大敗を喫した。
この精神的苦痛はあと数週間は何らかの形で尾を引くだろう…。